茶道で使う抹茶のグレードとは?濃茶と薄茶の違いもわかりやすく解説

「茶道ではどんな抹茶を使うの?」「濃茶と薄茶ってどう違うの?」と疑問を持つ方は多いでしょう。茶道では、日常的な飲用とは違い、格式や作法に応じた特別な抹茶が使われます。そして、使用される抹茶にも“グレード(等級)”があり、その質は味・香り・見た目に大きな影響を与えます。さらに、茶道の中でも「濃茶」と「薄茶」では、使う抹茶の種類も異なります。本記事では、茶道に使われる抹茶のグレードの選び方と、濃茶・薄茶の違いを初心者にもわかりやすく解説します。

目次

茶道における抹茶の役割と価値

茶道において抹茶は、単なる飲み物ではなくもてなしの心を表す象徴です。客人に提供する一服の抹茶には、味や香りはもちろん、見た目や口当たりまで高い品質が求められます。そのため、使われる抹茶には特に厳しい目が向けられ、通常の飲用グレードとは一線を画す上質な抹茶が使われます。

茶道で使われる抹茶のグレードとは?

茶道で使う抹茶は、一般的に「上級グレード(セレモニアルグレード)」と呼ばれる非常に高品質なものが使われます。以下はその特徴です。

上級グレード(茶道用)

  • 原料茶葉:一番茶の新芽のみを使用
  • 栽培方法:覆い下栽培で旨味を蓄えた碾茶を使用
  • 製法:石臼で時間をかけて丁寧に挽く
  • 色味:深く鮮やかな緑色
  • 味わい:まろやかで甘みと旨みが強く、苦味が少ない
  • 香り:海苔のように芳醇で上品な香り

茶道用の抹茶は、味・香り・見た目すべてが一級品。価格は10gあたり500円〜数千円と高価ですが、格のある場にふさわしい品格を持ちます。

濃茶と薄茶の違いとは?

茶道では、抹茶の飲み方に「濃茶(こいちゃ)」と「薄茶(うすちゃ)」の2種類があります。それぞれ、使用する抹茶の量やグレード、味わいが異なります。

濃茶(こいちゃ)

  • 点て方:抹茶の粉を多く使い、練るようにして仕上げる
  • 味わい:非常に濃厚で、旨みが強く、苦味はほとんどない
  • 使用グレード:最高級の抹茶のみ(ブレンドされていない単一品種も多い)
  • 特徴:複数人で一碗を回し飲む正式な茶会で使用されることが多い

薄茶(うすちゃ)

  • 点て方:抹茶を少量使い、泡立てるようにして仕上げる
  • 味わい:軽やかで飲みやすく、苦味も適度
  • 使用グレード:上級〜中級程度の抹茶でも可(ブレンド品も多い)
  • 特徴:日常の稽古や気軽な茶会で使用される

濃茶は“抹茶の真価を問う”一杯とされ、旨み・香り・舌触りの繊細さが重視されます。薄茶はややカジュアルなスタイルで、抹茶の美味しさを手軽に楽しむ飲み方です。

茶道用の抹茶はどう選ぶ?

茶道用の抹茶は、次のようなポイントをチェックして選ぶのが基本です。

  • 一番茶のみ使用と明記されているか
  • 石臼挽き製法であるか
  • 「濃茶用」「薄茶用」などの表示があるか
  • 産地:宇治、静岡、鹿児島など伝統産地のもの
  • 信頼できる茶舗の製品か(例:丸久小山園、柳桜園、堀井七茗園 など)

初めて購入する場合は、薄茶用の上級品から試して、風味の違いを体感するのがおすすめです。

実際に使い分ける例|濃茶・薄茶の抹茶銘柄

茶道に精通した方々の間では、濃茶と薄茶で使う銘柄も使い分けられています。

用途抹茶銘柄の例(メーカー)特徴
濃茶用「金輪」丸久小山園深みのある旨み、濃厚な口当たり
濃茶用「青嵐」柳桜園茶舗上品な香りと甘み
薄茶用「五十鈴」丸久小山園やや軽めの味で点てやすく飲みやすい
薄茶用「若松」柳桜園茶舗稽古や日常に適した価格と品質のバランス

より深く楽しむために|茶道×抹茶の心得

茶道の抹茶は「品質が高ければ高いほど良い」というわけではなく、場の格や趣旨に応じた選び方が大切です。

  • 正式な茶会 → 濃茶用の最高級抹茶
  • 日常のお稽古 → 飲みやすい薄茶用抹茶
  • お客様へのもてなし →上級グレードの薄茶

茶道を学ぶ上で、抹茶そのものへの理解も深めることで、一服に込められた心遣いがより感じられるようになります。

まとめ・結論

茶道で使われる抹茶は、一般的な飲用とは異なり、上級グレードの高品質な抹茶が用いられます。特に「濃茶」では、単一品種の最高級抹茶が使われることが多く、旨みと香りの繊細さが重視されます。一方「薄茶」は、点てやすく飲みやすい抹茶が選ばれる傾向にあります。

濃茶・薄茶それぞれの特徴を知ることで、シーンに合った最適な抹茶を選ぶことができ、茶道の魅力がさらに深まります。

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