有機JASの認証を受けた有機抹茶(オーガニック抹茶)。「普通の抹茶と何が違うの?」「有機の抹茶にもグレードはあるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、有機抹茶の基準と表示の決まり、グレードの考え方、用途別の選び方をわかりやすく解説します。
オーガニック抹茶とは?基本の定義と認証制度
オーガニック抹茶とは、有機JASの基準に沿って、化学的に合成された肥料や農薬を原則使わずに育てた茶葉から作り、登録認証機関の認証を受けた抹茶のことを指します。
主な認証機関
- 日本国内:有機JAS(日本農林規格)
- 海外:USDAオーガニック(アメリカ)、EUの有機認証 など
日本で「有機抹茶」「オーガニック抹茶」と表示して売れるのは、有機JASマークが付いたものだけです。海外の認証だけでは、日本では「有機」と表示できません。マークの意味は有機JASマークとは?で詳しく解説しています。
オーガニック抹茶にも等級がある?その実態とは
結論から言えば、オーガニック抹茶にも等級(グレード)は存在します。ただし、一般の抹茶と同じく業界で統一された基準はなく、生産者やブランドごとに独自の品質ランクを設定しているのが現状です。
オーガニック抹茶のグレードを分ける主な基準
- 使用される茶葉の等級(一番茶 or 二番茶)
- 覆いをかける期間(旨みを引き出す遮光栽培)
- 石臼挽き or 機械挽き
- 色味・味・香り・粒度などの仕上がりの違い
- 用途(飲用・ラテ・製菓・業務用など)に合わせた分類
つまり、オーガニックであっても、味・香り・用途によって「上級」「中級」「製菓用」などのグレードがあるということです。
通常の抹茶とオーガニック抹茶の違い
| 比べること | 有機抹茶(オーガニック抹茶) | 有機でない抹茶 |
|---|---|---|
| 育て方 | 化学的に合成された肥料・農薬を原則使わない(使える資材は規格で決まっている) | 法律で決められた基準の範囲で、農薬・肥料を使える |
| 認証 | 登録認証機関の検査・認証が必要 | 不要 |
| 「有機」「オーガニック」の表示 | 有機JASマークがあればできる | できない |
| 味・色・グレード | 育て方の基準なので、味や色の良し悪しは有機かどうかだけでは決まらない。上級から製菓用まである | 同じく、グレードによる |
有機かどうかは「育て方」の基準です。有機の抹茶にも上級から製菓用までいろいろなグレードがあるので、用途に合わせて選びましょう。
用途別|オーガニック抹茶のグレード選び
抹茶ラテ・日常の一杯に
- おすすめグレード:中級グレード(飲用用)
- 選び方のポイント:
- 「ラテ用」「プレミアム飲用」と表記された製品
- 苦味と香りが立ちやすいタイプが◎
スイーツやパン作りに
- おすすめグレード:製菓用・業務用グレード
- 選び方のポイント:
- 「ベーキング対応」「加熱しても色・香りが残る」などの説明あり
- 100g単位の大容量タイプがコスパ◎
茶道・贈答用に
- おすすめグレード:上級グレード(セレモニアルグレード)
- 選び方のポイント:
- 一番茶のみ使用、石臼挽き、上質なパッケージ付き
- 認証+高級感を両立できる銘柄を選ぶ
まとめ・結論
有機抹茶(オーガニック抹茶)は、有機JASの基準で育てた茶葉から作られ、有機JASマークが付いた抹茶です。有機の抹茶にも一般の抹茶と同じようにグレード(等級)の違いがあり、味・香り・用途によって選び方が変わります。
「オーガニック=すべて高品質」ではないので、認証マーク・用途表記・価格帯・レビューなどを参考に、自分に合った一品を選びましょう。
