抹茶ブームが世界中で広がる中、「海外で人気の高級抹茶ってどんなもの?」「日本の抹茶と基準は違うの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実は、海外向けに流通している抹茶には、独自のグレードや品質基準が存在し、日本国内での流通とは少し異なるポイントが重視されています。本記事では、海外で評価されている高級抹茶の特徴や、輸出用グレードの実態、人気ブランドの傾向までを詳しく解説。国内外の違いを知ることで、グローバルな視点で“本当に価値ある抹茶”を選べるようになります。
海外で抹茶が注目される理由とは?
抹茶は今や“日本の伝統文化”から、“世界のスーパーフード”として人気が急上昇しています。
人気の背景
- 抗酸化作用・カテキン・テアニンなど健康効果への注目
- カフェ文化にマッチするビジュアルと味わい(抹茶ラテ・抹茶スイーツ)
- グルテンフリー・ヴィーガン志向との相性の良さ
- 日本食ブームとクリーンイーティングの潮流
その結果、欧米や中東、東南アジアを中心に、高品質な“本物の抹茶”への需要が急増しています。
海外向け抹茶のグレード基準はどう違う?
日本国内では「茶道用」「飲用」「製菓用」などの等級が主に使用されますが、海外市場では以下のような英語ベースのグレード分類が一般的です。
輸出用で使われるグレード表記(例)
| グレード名 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| Ceremonial Grade | 一番茶・石臼挽き。味・香り・色すべて高品質 | 点てて飲む・ラテにも可 |
| Premium Grade | 飲用グレード。味・香りともにバランス良好 | 抹茶ラテ、スムージーなど |
| Culinary Grade | 製菓・料理用。苦味が強く加熱に強い | ケーキ・パン・クッキー |
| Ingredient Grade(業務用) | 加工用。大量生産向けで安価 | 菓子メーカーや外食チェーン |
ポイント:グレード表記は統一規格ではない
- 各ブランド・メーカーが自社基準で表記していることが多く、明確な国際規格は存在しません。
- ただし、「Ceremonial Grade」=最高品質という認識は国際的にほぼ共通です。
海外で高評価を得ている抹茶の特徴
海外の高級抹茶市場では、次のような特徴が特に重視されています。
- 色が鮮やかで発色が良い(映える)
- 石臼挽きで粉がきめ細かく、口当たりがなめらか
- 苦味が少なく、ミルク・スイーツに合うバランスの良さ
- 有機(オーガニック)認証を取得している
- グルテンフリー・アレルゲンフリー・サステナブルであること
そのため、海外のバイヤーやブランドは「味+ストーリー+安心」の三拍子がそろった抹茶を高く評価します。
海外で人気の高級抹茶ブランド5選
1. Matchaeologist(UK)
- グレード:Ceremonial Grade Only
- 特徴:アート性の高いパッケージとシングルオリジンへのこだわり
- 価格帯:30g 約4,000〜5,000円
- 販売国:欧米・アジア・中東など
2. Ippodo Tea(Japan → Global)
- グレード:濃茶用・薄茶用の上級抹茶を輸出
- 特徴:300年の歴史と京都の老舗として信頼感抜群
- 人気商品:抹茶「濃霧」「若竹」などが欧米のカフェでも人気
3. Encha Organic Matcha(USA)
- グレード:Ceremonial / Latte / Culinary の3段階
- 特徴:100%有機JAS認証+USDA認証取得
- ターゲット層:ヴィーガン・オーガニック志向の欧米消費者
4. Marukyu-Koyamaen(Japan)
- 特徴:京都・宇治の高級抹茶ブランド。海外の茶道家・高級料理店で高評価
- 輸出用商品:セレモニアルグレードの抹茶セット、抹茶ドリンクベースなど
5. Mizuba Tea Co.(USA)
- 特徴:日本の農家と連携し、品質追求にこだわるインディーブランド
- 主力商品:「Daily Matcha」「Culinary Matcha」「Single Origin Matcha」など
日本と海外で異なる“人気抹茶”の視点
| 比較項目 | 日本市場 | 海外市場 |
|---|---|---|
| 重視する点 | 産地・伝統・茶道での格付け | 色・香り・オーガニック・見た目 |
| 主な用途 | 濃茶・薄茶・和菓子 | 抹茶ラテ・スムージー・スイーツ |
| 表記・名称 | 茶道用・飲用・製菓用など日本語ベース | Ceremonial / Premium / Culinary など英語ベース |
| 消費者層 | 茶道家・健康志向・中高年 | 美容・健康意識の高い若年層中心 |
つまり、国内と海外では“求められる抹茶像”が微妙に違うということです。
海外輸出用の抹茶はどう選ばれているのか?
- 輸出用にブレンド・選別された専用ロットが存在するメーカーも多数
- 海外向けに特化した色・香り・粒度・溶けやすさ重視の設計
- 有機JASやUSDAオーガニックなどの国際認証取得が必須条件の場合も
そのため、同じブランドでも国内流通品と海外流通品は仕様が異なることがあるので要注意です。
まとめ・結論
海外で人気の高級抹茶は、「セレモニアルグレード」「オーガニック」「高発色」「甘みと香りのバランス」といった基準を満たすものが中心。輸出用には専用のブレンドや加工が施され、日本とは異なる視点での品質評価がなされているのが実態です。
抹茶を国際的な目線で選ぶなら、グレード表記(Ceremonialなど)と品質証明(オーガニック認証など)に注目するのがポイント。グローバル市場で高評価を得ている抹茶は、国内でも十分に価値ある一品です。
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