「抹茶ってどれも同じじゃないの?」そう思って選んだら、苦くて飲みにくかった…。そんな経験はありませんか?実は、抹茶には明確な“グレード(等級)”があり、それぞれ味や用途が大きく異なります。グレードの違いを知らずに選ぶと、せっかくの抹茶の魅力を十分に楽しめないことも。
本記事では、抹茶の等級ごとの違いや見分け方、目的に合った選び方までをわかりやすく解説します。これを読めば、自分にぴったりの抹茶が選べるようになります。
抹茶のグレードとは?等級が存在する理由
抹茶のグレードとは、品質や用途に応じて分けられた等級のことを指します。主に「茶道用(上級)」「飲用グレード(中級)」「製菓用グレード(下級)」などに分類されます。
これは使用される茶葉の品質や製造工程、色味・香り・味わいに基づいて決められており、公式な国家規格ではなく、製造元ごとの独自基準で設定されている場合もあります。
等級を分ける目的は、消費者が用途に応じた最適な抹茶を選べるようにするため。例えば、茶道で使用する抹茶とお菓子に練り込む抹茶では、求められる品質や風味が異なるため、適切なグレード選びが重要です。
グレードごとの違いと特徴
上級グレード(茶道用・セレモニアルグレード)
上質な一番茶の若葉のみを使用し、手間をかけて製造される最高品質の抹茶。
旨みが強く、苦味が少なく、口当たりが非常に滑らかで、香りも上品です。主に茶道や特別な場で使用されます。
- 味:甘み・旨みが豊かでまろやか
- 色:鮮やかな濃い緑色
- 香り:海苔のような青く芳しい香り
- 用途:茶道、贈答用、高級カフェの抹茶ドリンク
中級グレード(飲用グレード・プレミアムグレード)
上級ほどではないものの、味と香りのバランスが良い飲用向けの抹茶。
家庭での抹茶ラテや水出し抹茶、日常的な飲用に適しています。
- 味:やや苦味があるが、旨みも感じられる
- 色:自然な緑色
- 香り:やや青みが残る香り
- 用途:抹茶ドリンク、アイス、スムージーなど
下級グレード(製菓用グレード・クッキンググレード)
比較的成熟した茶葉を使って製造されるため、苦味・渋みが強く、色味もくすみがちです。
加熱しても香りが飛びにくく、スイーツやパン、料理への練り込み用に適しています。
- 味:苦味・渋みが強め
- 色:やや黄みがかった緑
- 香り:抹茶らしさはあるがやや粗い
- 用途:焼き菓子、抹茶クッキー、抹茶パン、抹茶塩など
グレードによってなぜ味や色が違うのか?
抹茶の品質を左右する要素には、使用する茶葉の等級(何番茶か)、育て方(遮光栽培の有無)、収穫時期、石臼挽きの丁寧さなどがあります。
上級グレードは、一番茶と呼ばれる新芽を使用し、栄養価が高く、テアニンなどの旨味成分が豊富に含まれています。一方、下級になるにつれて二番茶・三番茶のような硬い葉が使われ、苦味のもととなるカテキンの比率が増えていきます。また、加熱や加工耐性に優れる一方で、そのまま飲むには味が強すぎるという特徴があります。
用途別のおすすめ抹茶の選び方
抹茶を選ぶときは、使用目的に合わせて適切なグレードを選ぶことが大切です。以下の用途別におすすめグレードをまとめました。
- 抹茶を点てて飲みたい(茶道・贅沢な一杯)
→ 上級グレード(茶道用・セレモニアル) - 抹茶ラテやアイスとして手軽に楽しみたい
→ 中級グレード(飲用・プレミアム) - ケーキやクッキーに使いたい
→ 下級グレード(製菓・クッキング)
また、色や香りにこだわりたい場合は、開封時に「鮮やかな緑色」「青海苔のような香り」が感じられるかも判断基準になります。
抹茶のグレードを見極めるポイント
明確な規格がないため、見た目や表示だけではグレードを見抜くのが難しい場合もありますが、以下の点をチェックすることである程度の判断が可能です。
- 茶葉の産地と等級(例:一番茶使用)
- 色味:鮮やかで深い緑が高品質の証
- 香り:開封したときの爽やかな香り
- 価格:高級品は10gで数百円〜数千円
- レビューや専門店の評価も参考に
購入時には、製造元や販売者が信頼できるかどうかも確認すると安心です。公式サイトや専門店での購入がおすすめです。
まとめ・結論
抹茶のグレードには明確な違いがあり、味・香り・用途が大きく異なります。選び方を間違えると、せっかくの抹茶の魅力を活かせなくなってしまうことも。大切なのは「何に使いたいか」をはっきりさせ、それに合った等級を選ぶことです。
まずは中級グレードから試し、自分の好みや用途に応じて上級・下級を使い分けていくのがおすすめ。正しく選べば、抹茶の奥深い魅力をもっと楽しめるはずです。
コメント